trek to yomi

一応言っておくと、これは海外の方が制作した和風ゲームです。黒沢監督の作品に影響を受けたとかなんとか、そんなことがどこかに書いてあったような気がする。

それを加味したうえで……うん。という作品でした。

まずモノクロで雰囲気があるのはいいんですけど、本当にマジで画面が暗い。暗すぎて自分が今どこにいるのかが分からなくて、もはや適当にスティックをぐりぐりしてた。
普段から画面を暗めにしている方は明るさを上げておいた方がいいです。あと滅茶苦茶振動するので気を付けてください。とてもウザかったです(当方戦闘とか何かの衝撃でいちいち振動するゲームが余り好きではない)。

あ、それとこれR18作品なんですけど、町を襲われた後に首を吊るされたそれが結構表示されたりしているので、それも気を付けてください。他作品でもたまにありますよね。この緊急時に誰がこの数のそれを吊るしたん?みたいなやつ。

でまあ、このゲーム、最初は面白い印象だったんですよ。
主人公の先生が殺されて明らかに主人公の目が曇った瞬間があって、「ああ、こういう感じのシナリオなんでございますね理解~」という感じがあって。
先生の娘の愛子ちゃんと手を取り合って頑張ります、みたいな。で、歳を重ねて何か色々あって賊がやってきて、主人公が居ない間に町がとんでもねぇことになりました。までは全然良かったんです。個人的には。

でもなんか……うん……最終的な評価としてはどちらかというと悪い、に落ち着きました。

あれなんですよね、個人的に物凄く評価が下がったのが黄泉パートで、長すぎて「早く終わんねぇかな」とか思いながらやってました。黄泉の世界観もいまいちよく分かんない感じでした。
黄泉で漢字のよく分からないパズルを数回解かされたんですけど、それも余計によく分かんない世界観を助長させていたなと思います。なんで黄泉に漢字ギミックがあるんや。

あと黄泉パートで三回くらい同じ選択肢が表示されたんですけど、「だから俺は先生との約束を果たすって言ってんだろ何回も言わすんじゃねぇ!!!!!」となりました。情緒もクソもなかった。迷わせたいのは分かるけどそういうのは何回もやらなくていいのよ…。

ロード画面で毛筆の格言みたいなのが表示されたり、収集アイテムで古事記に関係するアイテム(多分メインが黄泉なのでそれっぽいものを出したかったのだと思われる)が手に入ったりするのはいいんですけど、なんかいまいちそれが意味を成していない感じがありました。
収集は画面が暗すぎるのと、動きがなんかちょっとヌメ…としているのが嫌だったのでがっつり探索するのは途中で辞めました。

私がこういうゲームに慣れていないだけかもしれないですが、操作性がちょっと……という感じで、というか戦闘がおもんなかったです(ド直球)。
少なくとも連打をしたら勝てるゲームではないです。なので脳筋プレイをしていた私は最終戦でこれまでにないくらい死にましたとさ。コツを掴んだら滅茶苦茶あっさり勝ちましたけど。いやコツ掴むの遅すぎ。

プレイ時間は4時間ちょっとでした。6時間くらいやってる感覚だった。
あれって選択肢のところで違う選択を選んだらED変わるんですかね。まあもうやらないですけど……。ぼくは愛子じゃなくて先生との誓いを果たしたいんで…。

多分ですけど、同じ海外の方が作った和ゲーなら普通にGhost of Tsushimaをやったほうがいいんじゃないかと思います。やったことないけど。

揺らめいて雪